『サインに秘めたTrue Love』

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☆主な登場人物☆

物語名…サインに秘めたTrue Love

森田剛…また本名でいかせて貰います(^^;剛くんは剛くんでそのままで
    出てきます。年齢も実際の剛くんと同じ。

夏坂林檎(なつさか・りんご)
   …20歳の女子大生。コンビニでバイトしている。
    V6森田剛の大ファン。

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サインに秘めたTrue Love


林:320円のお返しです。ありがとうございました〜!

私は都内の某コンビニでバイトしているハタチの女子大生、夏坂林檎。
毎日毎日、昼は学校、夜はバイトの忙しい毎日の繰り返しで、かなり疲れる…。

だけど、私の心の支えは…大好きなV6の森田剛くんvv
向こうは芸能人なんだから、手の届かない存在。そんなの当たり前だけど、
剛くんをテレビで見たり、剛くんの歌声をCDで聴いたりするだけで、
一気に疲れがふっ飛ぶ。それ程、私には強力な大事な存在vv

林:……あっ!いらっしゃいませ〜!

剛くんのこと考えてたら、お客さん来たの分からなかった(汗)

林:いらっしゃいませ。商品お預かり致します。

いつも通り、商品の会計をする。

林:合計で645円になります。

と言いながら顔を上げてお客さんの顔を見た。その瞬間、自分の目を疑った。

あれっ…、まさか、、ご、剛くん…!?
無言で千円札を払う剛くんらしき人。震える手で千円札を受け取る。
お釣り返す前に…本人かどうかどうしても確認したい…!

林:あの…もしかして、、V6の森田剛さんじゃ…
剛:あぁ、はい。そうですけど。。

本人だ!!ヤバイ!!どうしよう!!その瞬間から私は平常心じゃいられなくなった。

林:あっ…ありがとうございました…。

お釣りを返す。剛くんの手が、お釣りを持つ私の手に触れた。
その瞬間は心臓が止まったかと思う程、息も出来ない程緊張してた。

剛:…あれ?ちょっと…
林:は…はいっ!?

一度帰りかけた剛くんが戻って来た!

剛:お釣り…間違ってません?
林:へっ??

お釣りは355円のはず。渡したのは300円のみ。…やっちゃった…。。

林:申し訳ありません!…はいっ、残り55円ですね。すいませんでした!

55円を貰うと無言で帰っていく剛くん。緊張し過ぎて、失敗した…。
何か帰り際、不機嫌だったなぁ。。私が間違えたのに腹立ったのかなぁ。。
うわぁ〜〜剛くんに嫌われたらどうしようっ(>_<)


それから2日後。またいつも通りコンビニのレジ打ちをする。
深夜なのに、次々と入ってくるお客さん。この時間帯は深夜でもお客さん多いみたい。。

林:いらっしゃいませ〜。…あっ!!

また、剛くんがきた…。私が驚いて大きな声をあげるから、剛くんが気付いて
私の方を見た。私は慌てて目を逸らす。

2つあるレジのうち、剛くんは私のレジの方に並んでくれた。
剛くんがだんだん近づいてくる。それと同時に、心臓の鼓動がヤバイくらい早くなる…

林;い、いらっしゃいませ…
剛:今度はお釣り間違わないで下さいね。
林:あっ…この間は失礼致しました…。

どうしても、、自分が剛くんファンだってことを伝えたい…。

林:あの…私…、森田剛さんの大ファンなんですよ…。あの、ずっと応援してます!
  頑張って下さい!!
剛:あ、ありがとうございます。

他愛のないこと、ほんの少しの時間だけど、大好きな剛くんと会話しちゃった。
しかも、失敗した私の顔まで覚えてくれてる…。覚えられた時の状況が
失敗の状況だからちょっと最悪だけど(苦笑)幸せ過ぎる…。
幸せ過ぎて状況が信じられなくなっている…。


そのまた2日後、また剛くんが来店してくれた。今度は、目当ての商品を手に取ると
迷わず私のレジに来てくれた。前回、私が剛くんファンだって言ったから迷わずに
来てくれたのかなぁ。。剛くん優しいなぁ♪突然来たので心の準備が出来てなかった私は
震える手と声で応対する。

剛:また、来ちゃった。ココ。
林:あ、、良く来られますよね。ありがとうございます。
剛:ここの近くのスタジオで頻繁に撮影してるんですよ。帰り際にここ利用するの
  便利だなぁって思って。
林:そうなんですか。。いつもありがとうございます…!
剛:…夏坂さん…?
林:はっ、はい!そ、そうです。。どうして、、私の名前を…?
剛:ここに「夏坂」って書いてあるネームプレート落ちてる…。

あっ、、さっきレジ周りの掃除した時に何かに引っ掛けて落としちゃったんだ…

林:失礼しました!!すいません。。
剛:ネームプレート、ココ置いときますね。…いい名前ですね。「夏坂」って…。
  下の名前は何て言うんですか?
林:林檎です。夏坂林檎って言います。
剛:林檎さん、、可愛い名前ですね。…それじゃ。また来ます。

袋に入れた商品を持って笑顔で帰って行った剛くん。
「また来ます」ってことは、、また会えるんだ…。この頃幸せ過ぎる…!!
剛くんが拾ってくれたネームプレートを握りしめて、制服につけ直した…。


それから3日後、言葉通り、また剛くんは来てくれた。
だけど今度は、商品購入が目的じゃないみたい。急いだ様子で来てくれた。。

剛:夏坂さん!
林:あっ、はい!いらっしゃいませ!
剛:あ、今日は別に買いに来たんじゃないんすけど。。そこのスタジオで撮影やってて、
  今10分間の休憩中なんです。どうしても夏坂さんに渡したいものがあって、
  休憩中に急いで来たんですけど…コレ。もし良かったら来て下さい。

渡されたのは、今度のV6のコンサートチケット。

林:コレ…わっ、悪いですよそんな…!
剛:受け取って下さい。こういうの本当は禁止されてるんですけど、何とか無理行って
  1枚貰えたチケットなんです。今更事務所に返すことも出来ないし…。チケットを
  あげる相手も家族ってことになってるんで…内緒にしてて下さいね。お願いします。
  あ、チケット代は要りません。それじゃ。
林:あっ、森田さん!!

声かけるも虚しく、剛くんは急いでスタジオに戻って行った。
休憩中にわざわざ来てくれたんだ…。嬉しい…。しかも今度のコンチケット…。
今度のコンは、学校とバイトで忙しいから行くのを諦めてた。だけど、こうなったら
時間作って行くしかない!!折角チケット貰っちゃったんだもん。これで行かなかったら
バチ当るよね。しかもコレ、、席はアリーナ最前列だ…!!


それから2週間後、遂にコン当日。昼公演だから、学校はズル休みした(^^;
その2週間の間、3回くらい剛くんはコンビニに来てくれた。その度に、
コンサート楽しみにしてますって伝えた。

アリーナ最前列なんて初めて。。頻繁にコンビニで会えてる剛くんの他にも、
坂本くん、博くん、いのっち、健ちゃん、准くんにも間近で会える。
いよいよコンサートスタート。私のテンションは最高潮に達した。

力いっぱい剛くんに手を振ったら、口パクで「夏坂さ〜ん!」と言って
笑顔で手を振ってくれた。今回以外にも何度かコンは行ったことあるけど、
これだけ幸せなコンは生まれて始めて。。

コンサート恒例、サイン色紙のプレゼント。剛くんは何枚かファンの子に向けて
投げた後、最後の1枚は私に向けて手渡ししてくれた。。剛くんにしては
サインの手渡しは珍しい…。笑顔で受け取って、「ありがとう!」と言った。
そして何気なくそのサインを裏返してみたら…

「付き合って下さい」

たった一言書かれていた。ビックリして、目の前で歌い踊る剛くんの顔を見た。
だけどそれ以降は、一度も私の顔を見てくれることはなかった。。


そのコンサートから1週間、私は変わらず、夜はあのコンビニでバイトをしている。
その1週間、、剛くんはこのコンビニにもう来てくれてない。。どうして…?

何だか心のわだかまりが取れないで、それから3日過した。その3日後、遂に剛君がきた。

林:い、いらっしゃいませ…。

無言で商品をレジに置く剛くん。一時期はあんなに親しげに喋ってたのに、
初めて会った時のようなぎこちなさに戻ってしまった。ただ単に、普通の客と店員…。

剛:あの…サインの裏…

聞いてドキっとした。

剛:見てくれました…?
林:森田さん、、あの、コンビニの外で待ってて頂けますか?店長に交渉して、
  今から休憩貰いますので、外で、しっかりお話させて下さい。
剛:分かりました。じゃ、外で待ってます。

剛くんはそう言って、コンビニの敷地外に出て待っててくれている。
店長に休憩を貰えるよう交渉する。10分間の休憩を貰って、制服のまま外に出た。

剛:夏坂さん、すいません。仕事中なのに…
林:いえいえ。大丈夫ですよ。
剛:休憩時間、10分ですよね。じゃぁ…時間限られてるので、単刀直入に言いたいこと
  喋りますね。
林:…はい。
剛:サインの裏に書いたように、、俺は、、ほぼ毎日ここに通う度に夏坂さんのことが…
  ……好き……になっちゃったんです。中途半端な気持ちでサインの裏にあんな事
  書いてません。俺は、本気です。付き合って、貰えませんか…?

改めて「好き」と言われて、胸が張り裂けそうな程ドキドキしている。

林:森田さん…、私は、森田さんの自慢の彼女になれるかどうか分かりませんが…
  私も森田さんのこと、「ファン」という立場でなく…大好きです…。
  宜しくお願いします…!!

照れくさいけど、しっかり剛くんの目を見て言った。

剛:夏坂さん…ありがとう…!本当ありがとう!!良かった…。
林:私の事、これから「林檎」って呼んで下さい…☆それと、タメ語でいいですよ!
剛:り、林檎…?でも俺、女の子を呼び捨てで呼べないんだよ…。「林檎ちゃん」
  って呼ばせて貰うよ。…林檎ちゃん、宜しくね。
林:……剛くん…、宜しくね…☆
剛:林檎ちゃん、顔上げて。
林:えっ?

・・・・・・・・・・Chu・・・・・・・・・・

言われた通り顔を上げた瞬間、剛くんの柔らかくて暖かい唇が私の唇に触れた。
私はビックリして、身体がしばらく硬直していた。

剛:じゃぁ、この後もお仕事頑張ってね。まだもう少し一緒にいたいけど、
  林檎ちゃんも俺もこの後仕事だし…また会いに来るよ!今度は、コンビニの
  外で会おうね。バイバイ!林檎ちゃん!
林:ば、、バイバイ…!

緊張で硬直してる手をゆっくり振った。剛くんは、いつまでも振り返っては
笑顔で大きく手を振ってくれている。私は、大好きな剛くんの彼女になれたんだ…☆

いつまでもそこで突っ立ってたら、店長に怒られてしまった…(-_-;)


手の届かない存在だと思ってたのに、こんな幸せなこともあるんだね…!
あの時のサインは、今も私の家に大事に飾ってあるよ。

だってあれは…剛くんが私にくれた『True Love』だもんね…☆

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☆感想☆
またありがちな小説しか書けませんでした〜(苦笑)
もう少し小説創るの上手くなりたいです(涙)最後まで読んでくれた方、
ありがとうございました☆感想教えてくれたら嬉しいです♪

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